遺伝子検査をやってみよう
遺伝子検査サービスが国内外で注目を集めています。遺伝子検査と言っても様々なものがあります。一言で「遺伝子検査をやりたい」と思っても、まずは何を知りたいのかをハッキリとさせなければなりません。いくつかの種類の遺伝子検査サービスを紹介して、理解を深めていければと思います。遺伝子検査ではGoogleが支援している「23andMe」がアメリカ食品医薬品局(FDA)から販売停止の命令が出たなど問題も起きています。倫理的にも批判的な声が少なからず存在しています。しかし、より良く活用することによって生活を改善したりすることもできるので、まずは遺伝子検査についての知識を得て、自分の責任で検査を行う意思が持てるようになりたいものですね。遺伝子検査の結果をふまえ、自分自身やかかりつけ医の判断をもとに、生活を改善していくのが大切です。遺伝子検査は「健康診断」よりも「占い」に近い?
先日友人と「遺伝子検査っていうのがあって」と話していたのですが、その時に「まぁようするに占いみたいなもんかな」と説明したらすごく納得されました。遺伝子検査サービス運営会社からしたら「占いのような科学的根拠のないものと一緒にされたくない」と言われそうですが、根拠はさておき、それを受けることによって日頃の心構えが変わってきたり、健康に注意したりする「結果」を生み出すのは占いに似てるかなぁと思うんです。遺伝子検査の診断結果を見て、そのままそれを真に受けるのではなく、注意しなければいけない項目や、遺伝的に注意すべきポイントなどがわかることによって、普段の生活を改善していくのが遺伝子検査サービスの目的の一つだと思います。そういう使われた方をサービス運営側はして欲しいはず。占いと遺伝子検査。一見全く相容れない二つのサービスですが、私は似てる要素が多いなと思っています。占い感覚で一度試してみるのはわりとオススメなんじゃないかなー。
大手ソーシャルゲーム企業も参入し、過熱しそうな遺伝子検査サービス
大手ソーシャルゲーム会社DeNAが遺伝子検査事業に参入することを発表しました。資本力のある企業による参入で欧米並みに過熱するか注目されています。課題も多いが期待される市場規模はとても大きく、今後新たに参入してくる企業が表れる可能性もあります。「DeNAのDNA検査」とオモシロおかしく取り上げられている部分もありますが、この早い段階での遺伝子検査事業に参入したメリットを活かしきれるか注目です。今回の決算発表でも遺伝子検査の事を時間を割いて語っていたとのこと。DeNAの遺伝子検査サービス「MYCODE」は3つのプランがあり、検査項目280のフルパッケージで病気、体質の遺伝子傾向を知ることができるプラン、そしてがんに特化したプラン、もう一つが遺伝子傾向から自分のルーツを探るプラン。それぞれ29,800円、14,800円(キャンペーン価格で現在9,800円)、9,800円という料金(税別)。ルーツを知るプランは興味ありますね。>
また「ルナルナ」で知られるMTIの子会社や、今秋にはヤフーも本格参入ということで個人向け遺伝子検査サービスから目が離せません。
遺伝子検査サービスの流れ

1.検査メニューを選択して注文
遺伝子検査のサービスは「がんのリスク」「ヘルスケア」「ルーツを知る」などいくつかのメニューが存在します。自分が遺伝子検査によってどうしたいかによってメニューを選択します。メニューによって価格が違うので事前に確認しましょう。
2.検査キットが届いたら試料を採取し返送
MYCODEの場合は唾液を採取し返送します。唾液は検査キットに同封されている専用の容器に入れます。注射などの痛みをともなう採取ではないので安心です。
3.遺伝子解析
解析センターに届いた試料を解析。解析が終わった試料はもちろん廃棄されます。「個人遺伝情報保護ガイドライン」(経済産業省)など国の定めるガイドラインの遵守、弊社倫理審査員会での審議など、ELSIへの取り組みを行い、徹底した管理、モラルの遵守がされているようです。
4.検査結果を確認
遺伝子検査の結果はWebで確認することができます。PCからでもスマホからでも検査結果は確認できます。
5.予防や生活習慣改善のアドバイスを受けて実践していきます
解析結果を知るだけでは何も改善されません。そこからリスクを減らすために改善していくことが重要です。改善アドバイスは適宜されます。

自分の遺伝子学的ルーツを知る
遺伝子検査サービスの中には自分のルーツを知ることができるプランもあります。自分の遺伝子学的ルーツ・・・。まずはwikipedia「有名人のハプログループ」をご覧ください。有名人のミトコンドリアDNAのハプログループ分析結果が掲載されています。これを見ているとだんだん「自分のルーツはどこなんだろう」と気になってきますよね。DeNA「MYCODE」では遺伝子傾向から自分のルーツを知るプランが9,800円でできます。一回試してみようかな。
遺伝子検査サービスの主な種類
上述のようにいくつかの遺伝子検査サービスの種類が存在しています。当サイトでは自分のルーツを探る遺伝子検査、ガンやその他疾患のリスクを調べるためのもの、効果的なダイエット方法を知る為の遺伝子検査、薄毛対策のためのもの・・・以上4つの種類を紹介します。遺伝子検査キット
遺伝子検査キットはインターネットなどで入手することができ、人気になっています。遺伝子検査というと専門の医療機関に行き、高額な検査費用を払ってやってもらうイメージがあります。しかし最近格安で遺伝子検査をすることができるキットが登場し、インターネットを中心に急速に認知が広まっています。Googleも出資している「23andMe」は99ドルでキットを購入することができます。この価格の安さと手軽さが人気となり、世界中で利用者が増えているようです。しかし、あくまで簡易的な検査と言わざるをえないので、精密な検査は医療機関の方が良いのかなと思います。とは言え、手軽に遺伝子検査ができるのは嬉しい。参考までにやってみたいものです。疾患予防にもなると思いますので。前述のDeNAの遺伝子検査サービスやMTI、さらに美容業界で知られるDHCなども参入しにわかに盛り上がりを見せています。【速報】2015.07.08.
遺伝子検査キットのパイオニア、ジェネシスヘルスケア株式会社 三井物産、Founders Fundに第三者割当増資決定 http://www.sankei.com/economy/news/150708/prl1507080013-n1.html
遺伝子検査サービス比較表

『オンラインで低価格に・遺伝子検査サービスの徹底比較と予防医学』[HealthTechNews]より。もっと詳しい比較表はHealthTechNewsでご覧ください。超詳しいです。
日本初個人向け遺伝子解析サービス「ジーンクエスト」
東大大学院の博士課程に在籍する才女高橋さんが運営するジーンクエスト。日本発の個人向け遺伝子解析サービスとして注目を浴びています。クラウドワークスやfreeeが過去に優勝者として名を連ねるIVS LaunchPad。2014 SpringのIVS LaunchPadの登壇企業にも選ばれるなど今後一層の注目があつまりそうです。200種類以上の疾病リスクや体質などに関係する遺伝子約5,000個解析する大容量で49,800という価格。ソフィアホールディングスがジーンクエストを簡易株式交換で完全子会社化!
http://www.sophia.com/images/ir/pdf/140701.pdf
GeneLife ZERO(ジーンライフ・ゼロ)
遺伝子検査キットの中でも有名なのがジェネシスヘルスケア社のGeneLife ZERO(ジーンライフ・ゼロ)です。設立10周年を迎えるジェネシスヘルスケア社は長年に渡り遺伝子研究をしてきました。その最新の遺伝子検査キットがGeneLife ZERO(ジーンライフ・ゼロ)なのです。検査遺伝子数203種類、検査項目は70項目もあります。1遺伝子あたり約147円で検査ができる計算。これは破格です。詳しくはジェネシスヘルスケア社のWebサイトをご覧ください。